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杉藤レポート

特集「僕は外人コーチ」

僕は外人コーチ-4-

カナダにおけるロウイングのマーケティングと周辺状況

(月刊漕艇1996年5月号)

パナソニック・オリンピック・ロウイング・トライアル(PORT)には、東部のオタワに本部を持つRCA(Rowing Canada Aviron:カナダ漕艇協会)のオフィスのメンバーも総出でレースの運営に当りました。私は、そんな中でマーケティングのプロとしてRCAで働くニ人に興味を持ち、レースが終了した翌日、わがボロアバートに招いてインタビューをいたしました。その時の模様を今回のリポートとさせていただきます。

【聞き手】 杉藤 洋志

【答える人】

ジャクリーン・ベルシトー(RCAマーケティング・ディレクター)=以下JBと略す。

グレッグ・スミス(RCAコミュニケーション・コーディネーター)=以下GSと略す。

杉藤: まずおニ人のキャリアをスポーツ歴と併せて筒単に話して頂けますか?

JB: 私の学問的キャリアは、大学で宣伝・マーケティング専攻です。その後、3年半ハイテク・メディア会社のマーケティング部門で働きました。さらに現在に至るまでの3年間は、RCAで働いています。ずっと「マーケティング」の世界で生きてきました。スポーツ選手としての経験はほとんどありません。スポーツに興味はありましたが、選手としてアマチュア・スポーツに参加したことはありません' それだけに、RCAで働くのはある意味で冒険ですね。

杉藤: グレッグ、あなたは?

GS: 同じように大学で宣伝の学位を取りました。マーケティングも勉強しましたが、デザインやレイアウトなど宣伝の実践的な部門が専門です。オタワの地方スポーツ協会に就職し、資金調達プログラムをつくっていました。それからRCAで、出版物であるとかメディアのコーディネイトとか、マス・コミュニケーションの仕事をしています。

私は生まれてからずっとスポーツをしていました。特にバレーボールを真剣にプレイし、大学では対校選手として奨学金を受けていました。今でも州代表レベルで競技をしています。

杉藤: われわれ日本の協会には、プロフェッショナル・スタッフがほとんど全くいません。コーチがー人だけいますが、彼はゼネラル・マネージャー的な存在で、コーチングに専念できるわけではありません。マーケティングのスタッフにも、メディカル・スタッフにもブロはいません。日力の最も大きな違いは、日本ではそれらが全てボランティアを前提として行われていて、明確なプランや目標のない状態だといえるでしょう。

あなた方おニ人は、RCAでマーケティングを専門とするブロとして働いています。私はとても感銘を受けました。

JB: RCAは小さな組織です。92年のオリンピックで、ナショナル・チームは非常によい結果を残しました。その後のロウイングは、というかRCAは組織としてこのスポーツの発展のチャンスを生かすために、マーケティングのプロを雇用する必要があったのです。マーケティング・ディレクターは、以前、ボランティアのスタッフでしたが、RCAは雇用を決めた際に、適当な人材を得るために、一般に広く募集していろいろな人と面接をしました。普通、スポーツ協会はマーケティング・スタッフとしてそのスポーツに関係のある人、たとえば代表選手とか引退した選手などを雇う伝統があります。

RCAにとってはロウイング社会の外部から人材を登用するのは初めてのことだったのですが、異なる視野の持ち主をその社会に迎え入れようとしたのです。硬直体制を打破したのです!(笑)

それはとても良い考えだったと思います。選手やコーチたちの望むようなマーケティングをするには、スポーツとしての成功とビジネスとしての成功のニつが必要ですが、そういった仕事をするには、クリエーターとしての素養があれば、必ずしもスポーツの経験が不可欠というわけではないと思います。それを分かってもらうには、長い時間がかかるのですけれどね。(笑)

杉藤: なるほど。私もそう思います。それでは、次の質問ですが、マーケティング・ディレクターとして、仕事上の目標(Goal)はどんなことに置いていますか?

JB: そうですね。一言で言うと、目標はこのスポーツを奨励(Pro-mote:プロモート)することです。

カナダ全土で、トップの選手からビギナーに至るまで、あらゆるレベルでそれを達することが私の第一の目標です。その中に、優先順位はあるのですが。

パナソニック・カナダは、資金援助をしてくれています。これはナショナル・チームをサポートするだけでなく、ブロモートするのにも有益なことです。そして、資金はカナダ全土にこのスポーツをブロモートするのに大きな役割を果たしています。人々を引きつけたり、設備投資をしたりするのです。これは、われわれにとって大変重要なことです。

われわれは、資金供与をしてくれるパートナーを探しました。お金の面だけでなく、ロウイングに興味を示し、その発展に手を貸してくれるパートナーをです。

杉藤: RCAとパナソニック・カナダのどちらがアプローチしたのですか?

JB: RCAです。そんなもんです。(笑)

私たちは何百ものドアをたたきました。百人のうち十人が話を聞き、そのうちー人が興味を示す、といった感じでした。その中からやっと交渉のプロセスを始めることができるのです。

ロウイングはアコースティック・スポーツです。(筆者注:自然の中でのスポーツであり、エンターテイメントの要素をあまり含まない、という意味と考えられる)

バスケット・ボールとか、フィギュア・スケートとかとは違いますから、ある種類の会社、ある種類の人に声をかける必要がありました。彼らパナソニックのスタッフはとても感性が鋭かったのです。会ってすぐにそれが判りました。

私たちは彼らにビデオを見てもらいました。コーチがボートなど備品を準備しているところ、そして選手が水上に漕ぎ出すところ・・・・このビデオはーつの「引き金」なんです。

この引き金を引いて、彼らに「そうか、これは単なるスポンサーシップではないのだ」ということを判ってもらうのです。そして、スポンサーシップをー歩越えたパートナーシップというしベルで話を始めるのです。彼ら(パナソニック)は本当に感性が豊かで、パートナーとしてはこの上ない企業だと思います。

杉藤: 間抜けなことを言わせていただきますと、一介の日本人としては、起源を日本に持つパナソニックが、なぜカナダのパートナーにという思いもあります。

JB:(笑)判ります。ほんとに興味深いことですよね。

パナソニックはオリンピック・スポーツに深くかかわっています。米国では、体操競技、カナダではロウイングのパートナーになっています。日本の状況はよく分かりませんが、パナソニック・カナダがRCAとパートナーシッブを結んでいることに、パナソニック・ジャパンはどう反応するかというのは、興味深いところです。

パナソニック・カナダは独立採算の企業ですが、やはり全てはパナソニック・ジャパンが関係しています。どのように最終的に判断が下されたか分かりませんが。

社長のスティーブ・牛丸氏は、いつも日本・カナダ間を行ったり来たりしていますしね。先週末、牛丸氏は選手たちと再会し交流を深めました。(注:今回のしース及びレセプション会場でのこと。牛丸氏と選手たちは95年世界選手権壮行会をはじめ幾度か交流をしている)とてもいいことだと思います。

杉藤: では次に、これはきっと難しい質問だと思いますが、あなたの視点で、ロウイングあるいはスポーツは、それに関わっている個人にとって、どんな価値があると思っていますか?

JB: ロウイングはスポーツですし、たくさんの価値があると思います。どんな人にとってもそうだと思います。スポーツの持つ最大の価値というのは、多分こういうことではないでしょうか。

そのスポーツにトライしている人や、なんらかの形でそれに関わっている人の清廉さ(integrity)が成長するということです。それは必ずしもロウイングだけというのではなく、スポーツ全てにおいてです。

私はー度もボート選手をしたことはありませんが、多くのボート選手と会ってきました。そんな中で私が思ったのは、ロウイングは人格を作る、ということです。彼らはまるでー家族のように、皆よく似ているのです。皆、共通したものを持っているのです。いい人ばかりですし、価値ある人、とでもいいましょうか、皆「尊敬する心」というべきものを持っています。

彼らは、自然や自分たちのしていること、つまり「努カして成しとげる」ということや、コーチや、いろいろな価値を尊敬している人たちなのです。人格形成、これは最も大きなことだと思います。

素晴らしい人間、人格を作り、それに関わる全ての人にそれを教える、これはスポーツだけができることだと思います。これこそ最大の価値です。

杉藤: あなたはアマチュア・スポーツの経験はないとおっしゃいましたが、よくスポーツを理解されていますね、私なんかよりずっと。

JB: よく知るようになったのです。特にこの3年間です。私もロウイングを始めたのです。私もスポーツを学んでいるところです。

もう少し視界を開いて、もっと理解したいですね。選手たちのことを知り、スポーツに関わる人たちのことを知って、アマチュア・スポーツを知るのです。そんな意味で、ロウイングは他のアマチュア・スポーツとは違うところがあると思います。

CB0(注:TV局)のスタッフがー人、昨日、私にこんなことを言いました。「私はこんなにも礼儀正しくて丁寧な人たちの集団を見たことがない。こんなに沢山の人たちの集団だというのに...」

素晴らしい人たち、これがロウイングというスポーツの特徴だと思います。

杉藤: なるほど。グレッグ、あなたにも同じ質問をしたいのですが?

GS: そうですね。ジャクリーンの言ったことは全て私も同意見です。私はずっといろんなスポーツをしてきて、ジャクリーンとは違う視点に立っていると思いますが、同じ意見です。

私は学生時代から現在に至るまで、バレーボールを競技としてやっていて、「漕ぐ」機会はありませんでしたが、今、私はRCAで働いていて、大勢のボート選手と会います。

私自身は大変競争好きで、あまり好ましくない攻撃的な態度に出たりもするのですが...もしかしたら、ロウイングをしていないからかな?(笑)...

彼らは本当に独特な人たちです。ジャクリーンの言った通りです。私もロウイングに関わり始めてすぐにそれを感じました。

そして、ロウイングだけでなく、ナショナル・チームのしベルでは、どのスポーツでもそうだと感じました。

JB: 私たちはスポーツに関わる多くの人々と話す機会があります。そして、どんなスポーツにおいても、皆同様の意見を持っています。そんな代表選手たちは皆素晴らしい「カナディアン」であり、最高の「大使たち」です。

「よき伝統」「カナダ」そして「模範的人物」ということを社会の若い構成員たちに示したいなら、ボート選手はパーフェクトです。

GS: 実際彼らはとても尊敬されています。

杉藤: 私も同じ意見です。素晴らしい人たちだと感じています。

JB: 国際的にもそうです。国際試合での彼らは、競技成績だけでなく、カナダにおける全てを代表する大使なのです。貿易にも影響があったりして !(笑)

杉藤: そうそう、忘れないうちに写真をとっていいですか?

JB.GS: もちろん!

杉藤: 私の友人の失敗談ですが、オーストラリアの試合で、日本選手といろんな国の選手を入れた写真を撮ろうとして「スマイル」というつもりが「スモール」といってしまったら、みんな身体を縮めて小さくなったんですって。(一同爆笑)

さて、次の質問に移りたいと思います。日本のナショナル・チームにいたころ、チームや協会内が伝統的な考えに支配されていて、何か新しいことをしようとする時にはいつも衝突状況が発生していたと言う印象があります。

あなたの仕事の中で、そんな衝突はあるのでしょうか? もし、起きた場合、どんなふうに処理していますか?

JB: もちろんあります。この仕事の性格上、時には伝統を破壊して、うまく行っていないことは改め、新しいことを始めるというのは当たり前です。

ですが、RCAの理事会(Board of Directors)は新しいことに積極的なんですよ。それでもやはり衝突はあります。そういうときは、大きな革新をー気にしないで、小さなことから段階を踏んで処理していくのです。

小さなことをまず題材にして証明するのです。「どうです。うまく行っているでしょう」という具合に。

メディアの関係でも、数字上のことでもそうです。そうして次のステップを踏むのです。「これもうまく行くだろう」と考えてもらえるように仕向けるのです。

RCAは、この3年間、組織として大きくなりました。そこには、成長の中での痛みも沢山ありました。

その痛みは、ロウイングのような伝統的なスポーツには大変大きなものだったと思います。

非常に長いことロウイングに関わり続けてきた人々も沢山いて、伝統を失いたくない、と考えています。そんな中で、新しいことをしていくには、彼らに情報を与え続けることが最も重要です。

これまで踏んできた成功のステップを全て話し、次に隣むべきステップの重要性を話し、大切だと感じてもらい、それをサポートしてもらうのです。それから、何かをしようというときには、そのステップを全てあらかじめ話しておくべきです。彼らを驚かせてはいけません。

でも、RCAはまっすぐに進歩してきていると思います。非常に好意的です。時々、変化に神経質にもなりますが。(笑)

杉藤: ロウイングというスポーツの性質とも言えますね。(笑)

JB: まさにそうです。変化はなかなか起こりません。でも、もし成功したことを証明できれば、柔軟になるものです。

ナショナル・チームやその選手たちにも、そうすべきです。段階的に彼らを教育して、このスポーツをブロモートする、マーケティングする新しい方法を理解してもらい、それに参加してもらうのです。

それからパートナーシッブを結んでいるRCAとパナソニック・カナダ双方を行ったり来たりして、情報を与え続ける必要があります。答えになっていますか?

杉藤: ええ、素晴らしい答えです。

JB: へンリー・レガッタ(注:カナディアン・ヘンリー=毎年8月、オンタリオ州セントキャサリンで開催される)に、行ったことがありますか?

杉藤: : いえ、いちど、その会場には行きましたが...

JB: へンリーには100年の伝統があります。100年目の昨年、このレガッタに初めてマーケティング・プログラムが加わりました。多くの人々は変化を好みませんでした。内容はともかく、変化そのものをです。

しかし、実際にそれを見て「ま、いいだろう」とか、「いい考えだ」という反応になりました。そして、多くの人を引きつけました。

これこそが目標(Goal)です。一人でも多くの人にローイングにトライしてもらい、一人でも多くの人に見てもらい、それを話題にしてもらう、ということです。セントキャサリンの彼らは、昨年初めてマーケティングを始めました。1999年には、そこで世界選手権があります。現在からそれまで、どんなマーケティングをして、どんな成長をもたらすか、私の仕事でもあります。楽しみです。

杉藤: セントキャサリンの対立候補はルツェルン(注:スイスの都市)でしたね。ルツェルンは長いこと全欧選手権やワールド・カップなどを開催した歴史がありますが、それを破っての当選でした。

JB: 本当に意義深いことです。本当に。

GS: 簡単ではなかったですよ !

JB: そう、大変でした。結果も僅差でした。

でも、このしベルの試合がカナダで行われることには大きな意味があります。特にカナダが強ければ、その意味は倍増します。

ここ数年、ナショナル・チームは素晴らしい結果を残しています。96年のオリンピック、そして99年にも同じことが起これば、まさにワンダフルです。99年には、ウィニベグでパン・アメリカン大会もありますし。

杉藤: そういった大会で、マス・メディアはロウイングをとりあげると考えますか?

GS: 通信社を介してのロウイングに関する情報に目を光らせているメディアは、少しづつ増えていますし、直接取り上げることに非常に強く興味を示しているメディアもいくつかあります。彼らと良い関係を保ちつつ、メディアにもっと売り込んでいくことが私の仕事です。

JB: 良い関係を保つのは大切です。マーケティングにおいても重要なことです。今週末に、ミーティングがあるんです。

GS: そう今週です。CBC,TSN,それからある地方局。(注:いずれもTV局。TSNはThe Sports Networkの略でスポーツ専門局)それとカナディアン・プレス(注:カナダ全国紙)の記者とも会います。

彼の書く記事はカナダ全国で読まれます。とても重要なミーティングです。新聞関係でそのしベルで話をするのは初めてなんです。その新聞は地方の小さな町にも配送されます。

例えば、そこの出身の選手のことが載れば、大きな意味があるでしょうし、そのコミュニティの人たちは大きな興味を持つでしょうし、選手をサポートするでしょう。

大きなメディアを介してそんな町に情報が行くことは、そういう意味があるんです。

選手のサポートそれ自体もですし、RCAやロウイングをプロモートする大きなチャンスです。メディアの力は大きいのです。スポーツ関係のメディアだけでなく、いろいろな意味で。

来年はオリンピックです。たくさんのメディアが集います。

JB: 今回のトライアルもそうです。来週でしたっけ、90分という長いプログラムでTV放映されます。全国ネットのOBCでです。大きな大きなことです。アマチュア・スポーツにあまり関係のない人にとっては、オリンピックはまだまだ先ですが、そうではない、もうすぐそこなのだ、という興味を抱いてもらう絶好の機会です。

杉藤: ありがとうございました。私にとっても大変勉強になる話です。最後に、われわれ日本のオアズバーソンズに対するメッセージを話していただけますか?

JB: 私が思うに、スポーツをマーケティングしようとするとき、スポーツの持っている価値や清廉さ(integrity)を無視して行ってはいけません。スポーツには真実の価値があります。それを保ってマーケティングをして、初めて本当の意味でスポーツを発展させられますし、選手たちを助けられますし、より多くの人をロウイングに招き入れることができます。

それはとてもいいことです。90年代の社会の発展にスポーツが寄与できることだと思います。そして、その中で最も重要なのは、心の窓を開いてコミュニケーションをすることです。

選手たちやコーチたちとコミュニケーションを密にして、皆が同じ目標に向くべきです。これがスポーツの発展に不可欠です。

杉藤: グレッグ、あなたは?

GS: そうですね。ほとんどジャクリーンに言われてしまいましたね。 良いコミュニケーションをして、多くの人にそれに関わってもらい、より多くの人にスポーツに参加してもらうのです。

パナソニックは本当に素晴らしい役割を果たしています。パナソニックはチームのー部です。彼らはロウイングを宣伝の道具にしているのではありません。ロウイングを通して製品をブロモートしようとしているのは確かですが、チームのー部となることを願い、共に目標に向かっています。

このことは、より多くの人にロウイングに興味を持ってもらう上で、とても良いことです。ただビジネスの関係としてではなく、人と人の関係を大切にしているからです。

杉藤: ありがとうございました。とても有意義なインタビューになりました。

JB: 最後にひとつ。スポーツ発展のためには、3つの要素が必要だということを付け加えさせてください。

よいナショナル・チーム、よい組織、よいマーケティング(Good National Team, Good Organization, Good Marketing)です。

杉藤: よく分かりました。今日の話を訳して、日本の「月刊漕艇」に掲載してもらうつもりです。私にとっては大仕事ですが。

JB: ご苦労さま。掲載されたら、われわれのオフィスとパナソニックの日本本社にも送ってくださいね。

◆インタビュー終わり◆

二人との話からは、感じたことが沢山あり過ぎて、ここには書き切れません。英語力の問題で、うまく聞き出せなかった部分もあり、心残りの箇所も少なくありません。下手な解説を加えるよりも、二人の言葉をなるべく忠実こ再現しましたので、そこから、皆さんなりに論点をお汲み取りください。

◆おわりに◆

このー週間後、TVに放映されたトライアルの模様は、目を見張るほど画期的なものでした。内容もさることながら、バナソニックのCMも遊び心あふれるものでした。

私も、そして誰もが、見たことのない、しかし、紛れもなくロウイングでした。

レース期間中、ビクトリアに滞在されたパナソニック・カナダ社長の牛丸氏は、気軽に選手たちと談笑し、まさに「チームのー員」であったことを本稿の結びに付け加えます。

本稿に関する意見・感想を是非お聞かせください。

この稿おわり