主将挨拶

主将 芦立 嘉智

 「来年の夏が北大ボート部最大の勝負の時。」主将になってから、ことあるたびに、このような言葉を述べて来ました。自分を鼓舞するために言うときもありますが、客観的にみても、勝負の時だと思います。
 さて、来年の目標はずばり、インカレ8+の優勝です。大変高い目標であるとは自覚しています。しかし、やらねばならないことです。

 そもそも、今年インカレ8+の目標は3位以内でした。しかしご存知のように今年は8+をくずして4+、2−、2×で出漕しました。それは3位以内という目標をあきらめたわけではありません。というのも、8+をくずすという決定は東北戦の前に行われました。学生3位の東北に勝利することで、目標を不完全ながら実現しようとしておりました。しかしそれでも日大、中大にはかなわない。つまり「優勝をねらえない8+ならば、組まない」というのが、今年の結論でした。
 小艇で優勝したとは言え、今年8+を出さなかったことに部員一同屈辱を感じています。来年こそは、8+を出したいと思っていますが、北大の8+が優勝できるレベルに達しなければ、8+を組むべきではないとも思っています。もし来年も8+を出さなければ、それが今後の北大の常識となってしまう恐れがあります。逆に優勝をねらえる8+を組み、優勝と言う言葉に現実感を持たせることが出来れば、それが常識となって行くでしょう。言うならば、来年の夏は今後北大が小艇のみで勝負するだけの二流大学になっていくか、大学のトップとして君臨していけるかどうかの境界線となるでしょう。これが8+の優勝を「やらねばならない」と言う理由です。
 具体的に8+を組む条件として、今年対校に乗っていた7名の、冬錬終了時点のエルゴのスコア(2000M)を考えています。

芦立6分25秒小林6分35秒
田中6分26秒大嶋6分35秒
巣河6分27秒島村6分39秒
岸岡6分28秒

 この7名が全員、最低でもこのスコアをクリアすることを条件にしたいと思います。全員過去のベストから10秒以上伸ばさねばなりません。しかし優勝のためには、これでも低いくらいです。
 そして目標達成のための鍵となるのが、秋から冬、特に冬のトレーニングの質を向上させることです。北大は、冬の乗艇ができないものの、じっくり体をつくること、故障を直すこと、悪い漕ぎのイメージを捨て、ビデオから正しいイメージを身に付けること、クロスカントリースキーによる有酸素能力の向上など、本州の大学ではできないことが、多くできます。この冬こそが、日大、中大に勝つための我々の最大の武器だと思っています。毎年、冬練におけるモチベーションの低下が問題になりますが、部員のモチベーションを向上させるのも、主将である自分の義務です。やってみせます。
 何度もいいますが、来年は最大の勝負の年です。勝負における鉄則は、チャンスを逃さないこと。今年の主力選手がほぼ全員残り、部員数も最大となるこの時を除いて、他にチャンスはありません。
 現役、OB・OG、コーチ、その他すべての北大ボート部の力を結集して、来年の夏の勝負に挑みましょう。