特集寄稿
ボート部顧問生活6年目

平成3年入学 神 孝幸

1.現在の自分
 青森県立青森中央高等学校で教員をしています。大学時代の私を知っている人であれば、本当に教員をやっているのか?と思われる方もいると思いますが、何とかやっています。教員生活6年目になりますが、ボート部のある学校に勤務している関係もあって、幸運なことにボート関係者として6年目を迎え、現在も奮闘中です。自分の中で変わったことといえば、シングルスカルを漕ぐようになったことです。

2.青森中央高校ボート部
 今年、青森中央高校に異動になり、前任校に引き続きボート部の顧問をすることになりました。青森中央高校といえば、10年ほど前に全国優勝するなど、かなり有名な女子校でした。現在は、男女共学5年目になり、異姓の目が気になるのか、一生懸命頑張るような部活は敬遠され、活動しないような部活に部員が集中しています。悲しいことですが、これが全国的な高校の傾向のようです。ボート部も例外に漏れず、男子4人女子1人と少人数です。人数は少ないですが、少しでも速く漕ぎたいと思っているモチベーションの高い、やる気のある部活であることが大きな救いです。

3.2回の北海道遠征
 今年、青森県体育協会から県外遠征に使用できる強化費が本校ボート部に予算化されました。強化費を使用して、夏季休業中に3泊4日の北海道合宿、10月下旬の Head of the BARATO へ出漕と2回の県外遠征を行いました。この合宿を通して、現役選手・マネージャー・コーチ・茨水会員のみなさんには大変お世話になりました。この場をかりて改めてお礼申し上げます。

4.病弱な成田君
 現在、1人の生徒を集中的に鍛えています。2年生で成田将志という生徒です。春からシングルスカルに乗せ、秋の青森県新人選手権優勝を目指して練習していました。この生徒に限らず、青森県全体の問題でもあるように感じる時が多いのですけども、周りにより競技力の高い選手がいないため、現状に満足してしまう傾向にあります。私が、北海道遠征をしようと考えた大きな理由は生徒達により高い競技力で練習している団体と時間を共有できることで、生徒の意識が変わるのではないか?と思ったからです。幸運なことに、夏の合宿では、セカンドメンバーのみなさんと一緒に乗ってもらいました。3泊4日の日程でしたが、その成果は想像以上のものがありました。先程紹介した成田は、意識が変わり、「勝ちたい」、「少しでも速く漕ぎたい」と今まで口にした事の無いような言葉がでてくるようになりました。練習の質が向上し、技術的な面も当然そうですが、精神面で本当によい合宿でした。
 その後、成田は、青森県新人選手権1×で優勝し、東北大会に進出。東北大会では、始めての大舞台での決勝でかなり緊張したようで、6位に終わりました。それでも、一生懸命頑張った成田に私は満足していますが、本人いわく「来年は東北大会で優勝したい!」と言っています。この冬びっしり鍛えて来シーズンを迎えたいと思っています。ただ、成田は虚弱体質で風邪をひきやすく、学校の欠席日数が多いのがたまに傷です。

5.Head of the BARATO
 Head of the BARATOにも今年でました。このレースに青森高校(私の母校)も参加しました。青森高校は北大に入学可能な高校なので、青森高校ボート部員のリクルート活動も兼ねて、今年参加をお願いしました。青森市の練習場所は片道2キロ程度しかとれない場所なので、長い距離を漕ぐ良い機会であり、高い競技能力を持つ選手と一緒に漕ぐ機会が持てた事が高校生にとって貴重な経験を積む事ができました。
 2日目のレースで、高校生が乗りたい艇種に乗せてもらうことができ、大変感謝しています。生徒達も『また来たい』とか『楽しかった』とか『来て良かった』というような感想が聞けたので、安心しているとともに、来年に向けてのモチベーションを持つことができました。
 来年も来たいなと思うものの、来年、自分のクラスの修学旅行と重ならない限り、青森県選手団を引き連れて参加したと思います。

6.最後に
 今年、北大ボート部にお世話になり、生徒にいい刺激を与える事ができ、結果も残す事ができました。また、来シーズンに向けて頑張るんだという動機付けをすることができました。大変感謝しております。合宿にあたり、北大ボート部関係者の皆様には、改めてお礼申し上げます。
 来年も、合宿でお世話になるかもしれませんが、これに懲りずにお願いします。