第54代主将 荘司 和博
まずこの文章を書くことによって、今シーズン北大が少しでも強くなればという気持ちで筆を走らす。総括らしくないが、これが一番いいと思って書くことにする。
先シーズンは、5、4年目が少なく、3年目中心のチームになることは始めからわかっていた。その中で、少ない上級生がどう強いリーダーシップをとれるか、3年目がクラブの中心として動けるか、がカギだったと思う。
・漕げないときは
我が北大ボート部は、漕げない期間が長い。そういった時期から自分たちが目標を達成するには何をすべきなのか、何をしなくてはならないのか、自分たちがその時点でどのようになってないといけないのかを、一人一人自分のことを把握するのはもちろん、北大ボート部全体の状況をもっと把握するべきだし、それが難しい下級生には上級生がしっかり把握させるべきである。そのためにはやはり、しつこいぐらいのミーティングが必要であると思う。先シーズンはやはり、ミーティングの回数がすくなかったと思う。意味のあるしっかりとした全体ミートは、全日本のあととインカレのクルーを決めるミートのときぐらいであったように感じる。特に冬は心も寒くなりやすい季節だけに。先シーズンは、時間をつくる努力が明らかに足りなかった。今シーズンは、練習がマンネリにならぬようミーティングだらけもいいと思う。クルーというものがなく辛いだけに、冬を乗り切れたら信頼できる仲間になれるし、その仲間とオフシーズンを乗り切れたらもっとチームとしての結束が強まると思う。そんな信頼関係を作れるチャンスが冬だろう。ボートはめちゃくちゃに辛い。そんな時やっぱり頼れる仲間と一緒に漕ぐことができていたら、120%の力を発揮できるはず。
・漕ぎ始めたら
今年の春合宿は、与えられた練習メニューはこなせた。しかしそれは本当に最低限のことで、その練習の中で高い質を求めようとする貪欲さの欠乏、“勝ち”に対する執着心のなさ、というところが多分にあった。京大との並漕レースで、この合宿で初めていい練習ができた、と全員で感じることができた。春合宿開始とともにそれができ、一ヶ月維持できてはじめていい合宿ができたといえるだろう。それから、頭をもっと使わなければならない。陸上であまりにもローイングのことを考えすぎなかったと思う。少ない乗艇時間で勝利を掴もうとしているのだから、ボートを漕がなくても、しっかり上達していかなければならない。自分たちで考え上達し艇速を伸ばせば本当に強くなるのは、小山さん・芦立が示してくれた。これは大きな北大の財産である。これを真似しろとは言わないが参考にして、自分が一番強くなると思うやり方をしっかり考えインカレまで実践してほしい。
・無駄は無駄
今年もまた杉藤さんに無駄なエネルギーを使わせすぎた。アップはしっかりしろ、艇を大切に使え、艇庫をきれいにしろ等など。何度も何度も下らない事を繰り返し言うのは、本当に無駄なエネルギーを使うことになる。こんな事は、杉藤さんに言ってもらうまでも無いようにすべきだ。水上でもっと自分を表現できるように杉藤さんにみてもらっているのだから。また一部の部員にも大きな負担をかけた。期限のある提出物を後れて出す、艇を壊して修理してもらう等など。お互い足を引っ張るのはもういい加減やめにしたかったのだが結局治せなかった。今シーズンこそは、小学生が怒られるような事にエネルギーを割くのは、もうやめにしなければならない。部員で解決できることは部員で。一人一人の役目をきちんと果たそう。ちょっと意識するだけで大きく変われるはずである。プロ意識を持ち、本物のプロ集団にしよう。
・大後悔
私の主将としての大後悔は、去年の小山さんが書いた主将総括の反省を活かせなかったことである。小山さんのおかげで、主将は誰よりも練習し成長し勝つんだという気持ちを部員に示し自分にも他人にも厳しく、という主将の“いい像”ができかけていたが、じぶんにはそれが出来ず、その流れを止める感じにしてしまった。それが痛い。
・大きな力に支えられて
主将というポジションについてその本当のサポートの凄さに気づかされた。現役部員勝ってほしい強くなってほしいという願いから、お金をだしたり、茨戸やレース会場に足を運んだり、激励のFAXをもらったり、コーチは毎朝のように茨戸まで来てくれたりと。今こうして漕ぐことだけを考えていられるのは、本当にスタッフのおかげだと実感した。1年のときら分かっていたが、これほど大きな力だとは分からなかった。部員がサポートスタッフの気持ちをしっかりと感じていれば、くだらない事故を起こす人や寝坊をする人なんていなくなる。大きな力をかりてもっと大きな力を発揮しよう。
最後になりましたが1年間北大ボート部を影で支えてくれた皆様有難うございました。
来年北大ボート部は、間違いなく強くなります。北大ボート部を来年もサポートしていきましょう。