主務 谷敷 俊介
以下に今年度の目標について記します。

(00シーズンのインカレ出漕について)
今年のインカレでは対校8+の出漕について様々な論議が行われた結果、8+には出漕せずに小艇に崩してインカレにエントリーするという形になりました。その対校8+を崩したクルーは2−、2×、4+でそれぞれ結果は、優勝、準決勝落ち、7位入賞、でした。2×は準決勝落ちではあったものの予選の中では5位のタイムを出していましたし、何よりも2年目の二人が乗るクルーがこのレベルにいるということに将来光るものを感じさせてくれました。昨年度東北戦当時対校8+に乗っていたのは5年目1人、3年目6人、2年目2人で、そのうち今シーズン部に在籍するものはペアで優勝した5年目の小山以外の8人全員です。
2000年シーズンインカレ出漕者
| 漕手 | COX | 漕手 | COX | ||
| 5年目 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 4年目 | 3 | 0 | 4 | 0 | 7 |
| 3年目 | 12 | 2 | 3 | 1 | 17 |
| 2年目 | 9 | 1 | 2 | 0 | 12 |
| 1年目 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 29 | 3 | 9 | 1 | 41 | |
2001年シーズン選手数
| 漕手 | COX | 漕手 | COX | ||
| 4年目 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 3年目 | 10 | 2 | 3 | 1 | 16 |
| 2年目 | 12 | 1 | 6 | 0 | 19 |
| 1年目 | 14 | 2 | 8 | 2 | 26 |
| 35 | 5 | 18 | 3 | 62 | |
(01シーズンに向けて)
昨シーズン8+を崩すという屈辱を味わったからには、やはり今シーズンは8+で勝ちたいということもあげられますし、去年対校に乗っていた者が今年たくさん残るからといって安心しているわけではありませんが、昨シーズン対校に乗っていたメンバーがたくさん残ることは経験面についてはもちろんクルーとしてのまとまり、信頼感がより深くなる等のことも考えることができ、やはりチャンスであると思います。今しかない、今が本当にチャンスだと考えています。だから上図のように8+の優勝を目標に掲げました。しかし、北大の8+がそのレベルに達しなければ、来年もインカレでは8+を組むべきではないと思っています。三月期までに男子6'40、女子7'45をクリアしたものだけがVarsityグループの資格を得る事ができるというハードルを今年は作りました。ということは8人以上がこの条件をクリアしなければ対校エイトは組まないということになります。つまり対校グループの人数はこの時までにほぼ決まり、必然的に対校種目も決定になります。女子に関しても同様で、上位の人数によって対校の種目が変わっていきます。対校8+を組む為にはこの厳しいハードルを越えなくてはなりません。逆にこのハードルが越えられないようなら8+を組んだとしても優勝は難しいでしょう。
また、次の様にヘッドコーチから冬期トレーニングの数値目標が提示されました。
| 2000mエルゴ:男子上位10名平均6:32以内 女子上位4名平均7:40以内 札幌スキーマラソン完走率80%以上(在籍選手に対して) 無断欠席及び遅刻の撲滅 |
部内上位陣のエルゴスコア
| 現在の男子上位10名 | 現在の女子上位4名 | ||
| 柴田(1) | 6:35.5 | 林(2) | 7:38.7 |
| 芦立(3) | 6:35.8 | 赤木(3) | 7:46.9 |
| 田中(2) | 6:38.0 | 北村(2) | 7:57.3 |
| 巣河(3) | 6:39.4 | 馬渡(3) | 8:00.7 |
| 岸岡(3) | 6:42.4 | ||
| 小林(3) | 6:44.8 | ||
| 大嶋(2) | 6:45.4 | ||
| 梶原(3) | 6:46.8 | ||
| 沢口(2) | 6:47.1 | ||
| 末石(3) | 6:52.1 | ||
これが現在の部内の上位陣のベストエルゴスコアです。このように男子の上位には数値目標をクリアしている者はいません、女子はかろうじて一名が数値をクリアしているだけです。この目標を達成するには相当な努力が必要です。まずこの中でも上位にいる者は 6'32を確実にクリアし40秒台のものは少しでも目標に近付き、越えていかなくてはなりません。また、上位陣のみならずトップグループに続く者達のスコアの伸びも欠かせません。昨シーズン2−で優勝したからにはまた今年もチャンピオンとして君臨することが去年チャンピオンを生み出した大学の義務でしょう、その上で強い9人を集め、8+での優勝が意義のあることだと思います。エルゴスコアの向上、つまり体力の向上に裏技はありません。日々の練習の努力だけがスコアを上げ、目標を達成するための道なのです。しかし、ここまでの値を目標にして達成するためには死に物狂いで練習しなければ決して出すことの出来ない値です。そのためには根本的に部員の意識改革をしていかなくてはなりません。これができるかが大きな問題です。
札幌国際スキーマラソン完走率
| <99/2/15> | <00/2/6> | ||
| 現役部員完走者数 | 11人 | 現役部員完走者数 | 28人 |
| 現役部員数 | 42人 | 現役部員数 | 49人 |
| 完走率 | 26% | 完走率 | 57% |
一昨年、去年のスキーマラソンの完走率は前ページのようになっています。これは在籍している選手に関してのパーセンテージですが、完走者/大会参加人数で計算してみると昨年は93%になります。体調をコントロールし、常に万全の体制を整えてレースに臨む。そうして、参加人数をいかにして増やすか、また普段の練習でどれだけ体力・技術を上達していくかが課題となります。道外出身者の部員はスキーに触れたことがない選手も多いため技術の習得はこの目標を達成するために欠かせません。
冬のトレーニングの充実は毎年の課題です。北海道の冬は水上での練習をすることは出来ません。しかしこのような状況だからこそ本州で寒い中乗艇練習している他大学よりも有意義なトレーニングが出来ると思います。大きな大会のない冬の間に徹底的にエルゴやクロスカントリーで体力アップができます。クロスカントリーの選手は体重1kgにおける最大酸素摂取料が最も高いとの研究結果があり有酸素能力を高めるために非常に有効な手段です。しかし冬練=エルゴ、エルゴ=嫌なもの、となり冬練=嫌なものという図式が頭の中で成り立ってしまっている者がいてモチベーションが保ちにくいために練習に参加してこない者がいるのではと考えたので、もっと練習のバリエーションを増やし、この図式を壊して部員が練習に参加する工夫をしていきたいと考えています。また、主将を中心に上級生が集中して練習に取り組み、下級生部員がその姿を見て刺激される環境にして、無断欠席・遅刻の撲滅を目指して行こうと思います。
図中に脚力の向上とテクニックの向上と書きましたが、脚力については国体に出場した選手達が決勝に進出した社会人クルーとの違いを最も感じた部分であります。この為、秋のトレーニングから乗艇後の補強運動にハードラーズジャンプ等の脚力向上の為のメニューをトレーニングを取り入れてきました。体力や爆発的な力を持っていたとしてもその力を上手く水に伝えなければ意味がありません。現在、体力的にはある程度高いレベルに達していながら技術的に問題があり、大きな力を水中に伝えられずにいる者がかなりいるためにより速い8+をつくるためにはテクニックの向上もポイントであると思います。技術の向上には「Row Perfect」というエルゴを購入し冬の間から取り組んでいきたいと思います。今まではどんな下手な漕ぎ方であってもエルゴスコアは目を見張る値が出る、という人もいましたが、この「Row Perfect」は今までのエルゴとは違い下手な人は漕ぐことが出来ません、だから今までのエルゴで凄い値を出していたとしてもこのエルゴでは全く駄目という者も出てくるでしょう。水上で漕ぐのと同じ感覚のため、水上でどれだけのパフォーマンスで漕いでいるのかが分かるという代物なのです。このエルゴを活用して体力アップと技術力アップを同時に図っていきたいと思います。
また、皆が8+を目指すというのは、8+はただのボートの種目ではなく大学の代表なんだという意識を部員に持ってもらいたいので必要だと考えました。部員が大学の代表である8+に乗ろうとして練習に取り組めば8+はもちろんですが、部全体がレベルアップするでしょう。上級生が中心となってチームとしてのまとまり、チームの団結力を高めていきたいと考えています。また、生活を含めたレース以外のクラブ活動の面でも大臣制を今年も活用して部員一人一人に責任感を持たせていきたいと考えています。チームの団結にはもちろんマネージャーと選手の一体化が欠かせません。サポートしている人間には自分達は必要とされているのだということをもっと感じて欲しいし、そしてそう感じられるように選手達は日頃の感謝の気持ちを口に出し、もっと具体的にこういったことをして欲しいと要求すべきです。
学内OB・OGの部への参加についてですが、今年度から杉藤コーチはパートタイム雇用の形になります。つまり、24時間北大ボート部の近くにいてコーチングをする体制ではなくなるということです。今までフルタイムで杉藤コーチが北大ボート部に存在してきましたが、その弊害とでもいいましょうか、ここ数年部員の自主性が徐々に失われて行ったという事実がありました。杉藤コーチが常に茨戸に身近にいることによって部員は考える事をあまり行わず、ただ指示されることを待ち言われた通りに行動するという場面がよく見られるようになってきました。北大ボート部という場所は部員みんなで作り上げるもので、誰かからの指示を待っているだけでは駄目なのだ、各人がそれぞれ考えて行動しなければ、ということを一人一人が再認識する良いきっかけになるものと信じています。また、今までよりももっと効率良く杉藤コーチの力を引き出し、利用することができると考えています。今までのような体制ではなくなる為、やはり、身近にいてコーチングをしてくれる人間が必要です。また、この先杉藤コーチがいなくなった時の体制を考えた場合、今のうちからその準備をして次のコーチング体制を整えていかなくてはなりません。こういった状況の時に力を発揮するのがOB・OGの皆さんであると思います。これから北大ボート部を動かし、支えていくためにはOB・OGの方々の積極的な部への参加が絶対に欠かせません。どうか今まで以上に北大ボート部を強くするため、組織として質を上げるために力を注いでください、どうかよろしくお願いします。インカレが終り、艇を降りた後も積極的に部の活動に参加していく伝統を作っていきましょう。学内に残っている間はコーチやサポートスタッフとして、社会人になっても可能な限り参加して下さい。戸田に艇庫のある大学では社会人コーチも珍しくないと聞きます。彼らにできて僕らにできないことがありましょうか?どんな形でも構いません、何らかの形で部に関わって力を分けて下さい。
今年の主力選手のほとんどが部に残っている来年の夏こそ本当にチャンスであります。このチャンスを決して逃さぬよう気を引き締めて行きたいと思います。コーチ、マネージャー、OB、OG、北大漕艇部に関係するすべての人の力を結集させて来年の勝利を勝ち取りましょう。