ばらとの藻はみどり

2001年4月20日発行
〒061-3362 石狩市生振367 北海道大学漕艇部
0133-64-3044


!女子ダブル準優勝!

 去る4月7、8日、埼玉県戸田ボートコースにて1000mレースであるお花見レガッタが行われました。北大からは、春合宿中に選抜された男子11名女子2名が出場し、それぞれ練習の成果を発揮してきました。当日の戸田は最高気温20度という暑いくらいの陽気で、コース沿いの桜も満開、ボート日和のまさに「お花見」レガッタでした。

M8+: 10位/23中
C三浦(3) S大嶋(3) 田中(3) 芦立(4) 岸岡(4) 澤口(4) 巣河(4) 小林(4) B島村(4)
M2×: 16位/48中
S佐藤(2) B柴田(2)
W2×: 2位/21中
S林(3) B赤木(4)

レース報告

F2× 赤木雅美(4年目・B)

 4/3(火)名古屋出発の朝、お花見レガッタ出場をかけてT・T(タイムトライアル)をし、出場権を勝ちとりました。6週間やってきた春合宿の成果を見るためにも、インカレへ向けてレース感覚を体に入れるためにも絶対に出場したかったのでうれしさは一際でした。
 予選:去年のインカレ以来久しぶりの戸田でのレース。緊張してしまい、頭ではリラックスしようとしていても体の動きがガチガチに硬くなっていてコンスタントで良いリズムがつかめませんでした。精神状態がそのまま体の動きに表れ、漕ぎ的にはひどいものでしたがラストスパート、さらにダブルスパートでとにかくmaxにrateを上げ、追い上げてくる日体大を離すことが出来てレース展開的にはおもしろかったです。なんとか1位で上がれたという感じで、とにかく"リラックス"することが2人の決勝への課題になりました。
 決勝:予選タイムは2位でしたが1位(中電)との差は大きく、3位以下との差はあまりありませんでした。1000mの決勝レースはどこも死にもの狂いで漕いでくるので全く油断できません。今できる最高の漕ぎをしたい!それができれば結果はついてくるだろうと思ったので他の艇は見ないで自分達の艇だけに集中することにしました。結果は2位で予選の時よりは硬くなくリズムも良くなりましたが、リラックスや自分達のやりたかった理想の漕ぎは達成率60%くらいでした。やはりレース本番で自分の思い描く漕ぎをするためには相当の裏付けされた練習と集中力が必要だと感じました。課題は明らかなのでそれを1つ1つ、でも早くクリアーして今よりももっと次元の違うrowingをしたいです。そんなに離されたわけではなく、かんでいけたレースだったけれどレース中とゴール後の様子で1位の中電は余裕な雰囲気をただよわせていたのがくやしかったです。次に戸田でレースをする時は"やばいっ、速いぞ!!"と周囲の目を奪うような漕ぎをできるように茨戸でがっつり練習したいと思います。

M8+ 三浦尚史(3年目・COX)

 春合宿は例年になく良い練習ができた。自分たちのやってきた事を100%出すことに集中し、その結果として現時点で自分たちが今どこにいるかを知る。そういう位置付けでお花見レガッタに臨んだ。
 戸田入り直後はその独特な雰囲気に集中しきれず少し調子を落としたが、もう一度気合を入れ直し、そこからはスタンバイ毎にどんどん速くなり、上り調子でレースに臨むことができた。予選は明生、中央、トヨタと全日本決勝並の顔ぶれ。当然今の段階では歯が立たず、自分たちにも集中しきれずにレースが終ってしまった。自分自身のパフォーマンスに納得がいかなかった僕は、一日中次のレースが始まるまでイメージを繰り返し、クルーとしてもポイントのエントリーに磨きをかけた。B決勝に進み、東北、早大、一ツ橋、東大、東工と、現在の力試しには最高の相手が出揃った。もう一度自分たちに集中し、レースがスタートした。スタートで東北、早大、一ツ橋に半艇身出られる。コンスタントでのSRは38。これからだ!コンスタントでは艇速が他のクルーと変わらない。500を過ぎて東北には行かれてしまったが、早大、一ツ橋とは水があいていない。勝てる!スパートして差が少しずつ詰まる。800mで半艇身!ラスト差せる!精一杯上げるも、力尽き、結局4位。東北とは6秒差。
 順位はそこまで良いというものではないが、予選、決勝を通じて相手との差を縮められたこと、レースで成長できたことが大きな収穫となった。この時期でこの差なら決して優勝という言葉も夢ではなく、これからの努力次第だということを実感できたレースだった。

 


 最長の対校選手ではお花見レガッタをもって、長かった春合宿が終了しました。今年の春合宿には、冬の練習の間における目標が大きく関わってきました。"エルゴで男子6分40、女子7分45を切る"これが合宿に他のメンバーより一週間早く参加できる対校の選手選抜の条件でした。また、冬練の間選手全体を6グループに分けてそれぞれにCOXを一人ずつ置いたのですが、そのグループとしてのエルゴの伸び率が最も大きいことがCOXの選抜条件でした。この目標のもと、全員が春合宿に向けて頑張るというのが今年の冬練の特徴でもありました。
 こうして選ばれた男子5人と女子2人COX2人とマネージャー2人で、2月26日から春合宿がスタートしました。最初の一週間は京都府立医大の艇庫にお世話になりました。その後、3月6日から全員揃っての合宿のスタートとなりました。この期間は、京都府立医大と京大艇庫に宿泊させていただきました。そして3月28日の京大との並漕レースをもって瀬田での合宿は終了。レースの結果は、男子が対校エイト2勝1敗、Jr.フォアは1勝2敗でした。サードエイトは京大は部員の関係から作る事ができなかったため近畿大学Jrクルーに依頼し、並漕して3勝となりました。対校エイトは逆流の際には大差で勝利したのですが順流の際にはわずかに負けてしまいました。女子は関西大学フォアと北大フォア2艇、合計3艇が並べて合同練習をしました。また、瀬田RCの黄瀬さん、徳永さんのダブルと北大対校ダブルが並べてヘッドオブザ瀬田を行い、現状ではほぼ互角の力でした。
 その後対校は名古屋へ、対校以外は戸田への移動となりました。そして戸田のメンバーは3月31日をもって春合宿終了、名古屋港艇庫のメンバーはそのほとんどがお花見レガッタ出場のため、4月日から再び戸田へ移動し、レースに向けての練習開始となりました。
 今回も大人数での合宿でしたが、多くの方々のご協力のもと、各自がこの合宿の意味を考えながら充実した練習ができたと思います。早く水上に出たくてうずうずしていた選手たちにとって待ち遠しかった春合宿、最初はその寒さや手のマメに苦しみもしましたが、それぞれが大きく成長できたと言えます。瀬田や戸田で各地の強豪の練習風景を目の当たりにし、大きな刺激も受けました。夏まであとわずかです。この合宿で得たものは必ずこれからにつながっていくと思います。

ありがとうございました
 今年も春合宿中、たくさんのOB・OGの方々や部員のご両親から差し入れを頂きました。限られた食費で毎日栄養バランスのとれた、かつ選手が満足するような量の食事を考えていかなければならないマネージャー陣にとっても、非常に助かりました。部員一同感謝の意を込めて、以下に記載させていただきます。
 稲葉是邦さんよりお菓子、本多知佳さんよりカニ(2箱)、鈴木雅久さんより大豆ハンバーグ・うの花・湯葉巻き、香川友歩さんと矢吹花子さんよりシュークリーム(2箱)、福田一郎さんよりシュークリームとマドレーヌ、田口英次さんよりスパゲティーとオレンジ、木村友美さんより栄養ドリンク(30本)、木原(旧姓:津村)ゆう子さんよりハトサブレ(1箱)、村岡健一さんよりフルーツゼリー(1箱)、丹羽花恵さんよりグレープフルーツ、山口理喜三さんよりクッキー、杉藤洋志さんよりようかん(2本)、大嶋のご両親よりいよかん(1箱)と双眼鏡、千葉のご両親より牛タンとずんだ餅、渡部のご両親よりお米(25Kg)、林のご両親よりみかん・リンゴ・ゼリー・クッキー、北のご両親よりジュース(2箱)、吉村のご両親より文旦(2箱)、瀧上のご両親よりたんかん(2箱)、岸岡のご両親よりお米(30Kg)・バナナ・のり(2袋)・湿布(10袋ほど)・洗剤・自転車(1台)、広瀬のご両親よりハッサク(1箱)、梶原のご両親より肉まん(1箱)・シュウマイ(1箱)・パン・お菓子・漬物・佃煮、中村のご両親よりイチゴ(2箱)・でこぽん(1箱)とバナナ、赤木のご両親よりクッキー・でこぽん(1箱)、佐藤のご両親より漬物とバナナ、巣河のご両親よりお米(15Kg)、瀬川のご両親よりイチゴ(1箱)、小林のご両親よりフルーツゼリー(1箱)、名古屋港艇庫の管理者平田忠司さんよりオレンジ

 また、瀬田、名古屋、戸田のそれぞれで、お忙しい中応援に足を運んでくださった方々、ありがとうございました。貴重なお話も頂き、現役部員のやる気もかき立てられたことと思います。今後とも期待に応えられるよう精一杯練習に励みますので、応援よろしくお願いいたします。


昨年末、堀内家から北大ボート部に50万円のご寄付を頂きました。これは、初代ボート部長で元学長・故堀内寿郎先生の奥様悦子夫人の葬儀後、その記念に頂いたものです。貴重なご寄付はこのたび是非入手したいと考えている艇の購入に充てる考えです。悦子夫人に縁の命名をして大切に使わせて頂きたいと思います。本当にありがとうございました。


 冬練期間中の2月1日、ボート部OBである塩井敦雄さんが、現役部員に筋力トレーニングの指導をして下さいました。現役時代、当時の北大ボート部で先頭に立って筋トレに力を入れ、今も毎日のトレーニングを欠かさないという塩井さんのご指導は、大変分かりやすく非常に勉強になりました。現役部員からの質問にも丁寧に答えて下さり、活気に溢れた講習会でした。トレセンでの練習にはもちろん、自宅でも実践している部員も多く、とても価値あるものであったと思います。お忙しい中、我々現役のために貴重なお時間を割き、熱心なご指導をしてくださったことに、感謝しております。

2000mエルゴモニタリング


 春合宿終了後、初めてのエルゴ2000mのモニタリングが先週の土曜日に行われました。全体的にベストを更新した選手が多く、早速冬練、春合宿の成果が見られます。今後に向けて大きく期待のできる結果でありました。(4月14日の結果


 今シーズンから、杉藤ヘッドコーチによるコーチングがこれまでのフルタイムからパートタイムへと移行になりました。杉藤コーチの熱心で質の高い指導があってこそ、北大ボート部の今があります。パートタイムにはなりましたが、我々を導き育ててくれるコーチ陣の先頭は今シーズンも杉藤洋志ヘッドコーチです。その他にも、各グループの担当コーチが決定しました。以下にグループと共に記載いたします。今年度も男子は3つ、女子は2つのグループと各々にスカルグループを設けて行くことになりました。グループ分けについては春合宿終了時のもので、これ以降入れ替えもあります。

男子
Varsity
担当コーチ:杉藤洋志
芦立(4)、大嶋(3)、岸岡(4)、小林(4)、島村(4)、田中肇(3)
Jr. Varsity
担当コーチ:檜森伸也、小城真
四十物(3)、伊藤(3)、稲生(7)、井上(2)、梶原(4)、佐藤(2)、澤口(3)、進士(3)、巣河(4)、照井(2)、廣田(4)、三木(3)
Third Varsity
担当コーチ:山根健一、谷敷俊介
赤羽(2)、柏谷(2)、桜木(3)、白月(2)、高田(3)、辻(2)、中出(4)、松井(2)、松島(2)
Scull
担当コーチ:萬祥三
犬飼(1)、柴田(2)、角力山(3)、堀(2)、ラヨシュ(1)、山下(1)

女子
Varsity
担当コーチ:杉藤洋志、山田彩子
赤木(4)、瀬川(3)、林(3)
Jr. Varsity
担当コーチ:菊地健司、山田彩子、外川初美、佐藤桂、丹羽花絵
北野(2)、北村(3)、田中あや(2)、田中裕美(4)、塚原(5)、馬渡(4)、宮長(2)、吉村(2)
Scull
担当コーチ:萬祥三
瀧上(3)、田中絵里子(3)、中村(2)
新人トレーナー
金留正人、菱沼倫彦、谷敷俊介、山口理喜三、末石裕一郎、小川宏介

 

〜〜〜〜〜新人勧誘〜〜〜〜〜

 今年も北大ボート部は新人勧誘に力を入れています。新入生にボート部の存在を知ってもらい、いかにやりがいのある、熱いスポーツであるかということを伝えるために、「日本一を目指す集団」をキーワードに行っています。現在男子22人、女子11人が入部しました。そのうち4人のボート経験者がいます。中学校、高校とボート部に在籍してきた山下君、高校時はCOXとして活動していた犬飼君、茨戸のレースにも参加していた小樽出身の山川君、そして昨年度は語学研修で東京外国語大学に在籍していたハンガリー人のラヨシュです。4人とも有力な戦力となってくれることでしょう。今後も説明会や試乗会を行い、さらに獲得を目指していく予定です。

現役寄稿文

抱負      4年目 梶原靖久
 「今さら何を言ってるの」と言われるかもしれないが、僕は艇速をあまり感じていない。感じようとしてないのかもしれない。水中を力強く漕げば艇が進むと思っていた。水中を力強く漕ぐために他の要因が関係していると思っていた。最終的に行き着くところは水中をどれだけ強く漕ぐかどうかであった。それは、艇速に関係する一因であるにすぎず、全てではなかった。そういう意味では、僕はボートにおける強さの指標である艇速を無視していた。他のクルーと並べると、相対的な速い、遅いが分かる。それではなく、自分の乗る艇の絶対的な艇速に対してあまりにも関心がなかった。情けないことだが、4年目にして初めてこの事に気づいた。全ての感覚を艇上で駆使したい。艇速を追求する。

編集後記

 今回の春合宿は、私たちマネージャーにとってもこれからのためにとても意味のあるものになったと思います。ほぼ全員が最初から最後まで参加し、それぞれ失敗や喜びを繰り返しながら、終了時には皆ひとまわりも大きく強くなって見えました。と同時に、まだまだ向上の必要性も明確になってきた気もします。合宿中に見学させて頂いた東レや早稲田の艇庫の整然としたきれいさ、マネージャーさんたちの自信に溢れた姿は、強く印象に残りました。インカレまであと4ヶ月足らず、マネージャーとしても悔いの残らない夏にしたいと強く思っています。
<お知らせ> これまで北大ボート部の今を皆様に発信し続けてきた「ばらとの藻はみどり」ですが、今号をもって最後とさせていただきます。杉藤コーチによるニュースレターが終了したということもあり、今後はさらに中身を充実させてリニューアルした北大ボート部情報誌を発行する予定です。皆様にご愛読頂けますよう力を入れていきたいと思いますので、どうぞご期待ください。(編集:千葉)


お花見レガッタ決勝タイム

<M8+> 決勝B
 東大A      3'05"66  5着
 早稲田大A    3'00"46  3着
 東北大A     2'56"88  1着
 一橋大A     3'00"09  2着
 北大       3'02"34  4着
 東京工業大    3'25"92  6着

<M2×> 決勝C
 千葉大      3'48"91  6着
 TOMSBOMS 3'43"68  5着
 三菱BC     3'40"14  2着
 北大       3'42"27  4着
 トヨタ自動車   3'41"13  3着
 中央大B     3'35"65  1着

<W2×> 決勝A
 日体大      4'15"94  4位
 明治大      4'17"95  5位
 中部電力     4'04"56  1位
 北大       4'10"62  2位
 外語大      4'32"26  6位
 三洋電機     4'12"05  3位
11万5千円 ご協力に感謝します

 インターネットなどの接続を高速化するNTTのISDN(商品名INS)普及キャンペーンで、山口監督と細野陽平(平11卒、住友信託札幌)が代理店になり、1999年暮から茨水会会員の皆様に導入をお勧めしてきました。成約に対しNTTから代理店に支払われる手数料を北大ボート部の収入にしようという事業です。NTT東日本札幌支社に就職したOG小松亜紀子さん(平11卒)のアイデアと実質的な全事務処理により、トータル115,000円が部収入となりました。2001年三月をもって代理店契約が終了したことを報告し、ご協力いただいた下記の皆様にお礼申し上げます。

山口理喜三、白石誠、伊藤仁志、福永泰大、佐々木悟、谷口武教、植村泰雄、神岡幸代、石川文夫、工藤英幸、野村信之、熊谷晴秋(敬称略)