
W2− 4年目 赤木 雅美
今回の全日本選手権では最初F2−は8crewエントリーされており、社会人もいる中で自分達がどこまで戦えるのかを楽しみにしていましたが4crewが棄権し、大学生4crewだけの一発決勝となってしまいました。そうとわかった時、正直言ってがっかりしてしまいレース前の緊張感をなくしかけました。しかしいろんな方達のサポートのおかげで自分達がこのレースに出られるのだと思うと、ベストを尽くしてがんばらなければならないと思い直すことができました。とにかくインカレ優勝をねらっているのだからここで絶対に優勝しよう、そしてタイムをねらって最高の2000mをひいてこようと決意しました。
戸田に入って初日はひどく蛇行してレース除外の危険性を感じましたが、山田・谷敷・山本・友利の熱いコーチングとサポートのおかげでどんどん調子が上がっていき、集中力も高まって、“これならいける”と自分達で納得のいくようなストロークができるようになってきました。
レース当日は練習での自信からか非常にリラックスしており、アップの時からいいストロークができました。とにかくリズム良く、大きく、真っ直ぐに進むことを念頭に入れて、レースプランは単純に“500mごとに足けり5本”でその度にリズムを立て直そう、というものでした。スタートは一番出遅れたけれど自分達自身の漕ぎは成功していたのであまり焦ることもなくリズムをつくっていき、500mでトップに出ました。それからは相手を見て漕げる精神的な余裕からか落ち着いて漕げ、岸から聞こえる杉藤さんの「8分切れるぞー!!」の声に“よーっし、ねらっていくぞー!”と思っていました。残り300m辺りでラストスパートに入り、スピードがmaxに達して残すところあと150mくらいの所で突然Sがスカり、Bがザバーッと腹切りしました。すぐに立て直してゴールしましたがタイムは8’00”98で8分を切ることができませんでした。ラストだ!と思うと肩に力が入ってしまったのでしょう。“ここでこういう失敗をしてしまうのが今の私達なのだなあ、これがインカレの決勝ではなくてよかった、また気合いを入れて出直してこよう”ゴール直後そんなことを思いました。
二人にとって今大会はインカレのためのいいステップになりました。決勝レースで2000mを真っ直ぐに漕ぎ切ったこと、コンスタントでいいリズムがつくれたこと、ラストで腹切りしたこと、普段の練習でもっと集中しなければならないこと、などです。茨戸ではT.T(タイムトライアル)でインカレ優勝タイムの達成率を100%近く出して、自信を持ってからレースに臨みたいです。他の種目を見ていて、勝者は圧倒的な力を持っていました。中の上くらいの実力では組み合わせが悪ければ準決落ちです。全国の強豪のレースを見ながら、私ももっともっと強くなりたいと切実に思い、やる気をさらにパワーアップさせてきた全日本でした。応援していただいたみなさん、どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくおねがいします。
M2× 2年目 佐藤 康行
今回の全日本選手権、ハンガリーからの留学生KOVAS LAJOS(ラヨシュ)とコンビを組んでダブルスカルに出場した。ダブルを組んだのは、レースの3週間程前。また、レースレートでトレーニングを始めたのはレースの前週。しかしこの短い間でも2人のダブルはなかなかのスピードを出し、上位までいけるという手応えを感じた。全日本出発前、「目標は最終日進出。決勝を狙っていく。」と全体ミーティングの場で言った程だった。
予選は中部電力、東京医科歯科、日本医科、北大、自分達の力を出せれば1位で通過できると思った。いざレース。スタート直後に艇が大きく曲がってしまった。必死に方向を直そうとしたその時、1番恐れていた事が起きてしまった。その瞬間、私は「手の中にオールがないよぉー。オールが消えちゃったよぉー。」と叫びたいほどであった。なんと、オールを放してしまったのだ。ここで、医科歯科、中電に先行され、追いかける形となった。しかしSR31と低いところで落ち着いてしまい、なかなか差を詰めることができない。しかも前半の飛ばし過ぎとブイにオールをぶつけ艇を止めてしまいむしろ離されていた。ラストクォーター、2艇に詰めより中電は交わしたものの、医科歯科にはとどかなかった。医科歯科とは5秒弱。予選タイム9位という結果だった。
敗者復活戦は、予選の反省からペース配分とステアリングを課題とした。また2杯上がりということもあり、楽に上がれることが予想されたが、悪かった予選の流れを断ち切りたかったこと、組んで日の浅いクルーのためレース毎に進歩していこうということから全力でレースに臨むことにした。ペース配分という点で、スタートスパートの本数を減らすことにしてみた。スタート。北大よりスパートが長かった東海大に先行されたが、予選よりもリズムがよいコンスタントで入ることができ追い抜くことができると思った。しかし艇差は縮まらない。ラストで差を縮めたがコンマ差でとどかず2位でゴール。負けたとはいえ予選よりはるかにいいレースができた。
準決勝は日体大、昨年のチャンピオンNTT東日本東京、北大、東京経済大。日体大とNTTに付いて行くことが最終日に残る最低条件となる。前日までの2レースより苦しいレースとなると思った。スタート。日体大の前に出ることができた。そして微かではあるがNTTに対しても前へ出ることができた(…と思った。)。しかし、コンスタントのスピードが違った。どんどん離されていった。それでも得意のラストを信じて追いかけた。ラスト、前の2艇は流したのかもしれないが、ラストクォーターのラップは日体大を2秒上回り、NTTとほぼ同タイムだった。
全日本が終わった。私が感じたのは実力不足と全国は道内と違って甘くないということだった。北大が本州のクルーと比べて全日本までの乗艇期間が短く、準備不足とはいえ正直ショックだった。茨戸に帰ってきて、萬コーチとラヨシュと今後の課題について改めて話をした。スタートとトップスピードは負けていない、そしてラストスパートもいいものを持っている。後はいかに第3クォーターのタイム落ちをなくすか、いかに強いコンスタントをひけるかといった体力的なことが大きい。また技術的な改善も必要だと思う。そして何よりラヨシュとのコミュニケーションを大切にしたい。私も分かろうと必死だが、ラヨシュが自分の考えをうまく伝えることができず、いらつくケースがいままでにあった。そんな中で今日、ラヨシュは「インカレに向け、ウェイトトレーニングを一緒にしよう。そして、メダルを獲ろう。」と言ってくれた。口数が少ないラヨシュなだけに、私はすごく嬉しかった。
私自身、負けたレースから今までにこれほど考えたことはなかったと思う。負けたレースを夏にいかしたい。勝利の影に幾つもの負けレースがあるのではと感じはじめた。そしてこれから練習がしたくなくなる程さらに暑くなる本州に比べ、涼しい北海道で練習できる北大クルーは有利である。これからが本番だ。がんばろう北大クルー!!
M8+ 4年目 芦立 嘉智
まず全日本の3〜4週間前にエイトのメンバーの半分が故障をしてしまい、エイトでの練習ができなかった。その時期を経て、皆の漕ぎのイメージが変わってしまった。ハンドルばかり動かそうとして、体(特に体幹)が動いていない。
そんな状況で臨んだ全日本だったが、予選はレートが低く、リズムも悪い。惨敗で敗復へまわる。敗復は、シート順、リギングを大きく変え、背水の陣で臨む。敵は日大。1000mまではついていくものの、ラスト1000mでは水をあけられ、約15秒差をつけられてゴール。
反省として、もっとパフォーマンスを安定させねばならない。全日本前は、乗艇の度にエイトのできが違っていた。目指すべき、漕ぎのイメージがまだ確立されていないせいであろう。また精神的な問題は、パフォーマンスの出来に対し一喜一憂し過ぎていることだ。パフォーマンスが悪いときにはクサり、良いときにははしゃぐ。技術的にも精神的にも、もっと安定する必要性を強く感じた。
現在は、来札した杉藤コーチのもとでエイトの修正をしている。1000mまでとはいえ日大についていったという自信のもと、「自分達はもっとできる」と信じて強いエイトづくりに励んでいる。全日本の頃と全く違う艇速で漕げるようになったが、そこに満足している者は誰もいない。今の自分達には向上心以外、何も無い。東北戦、インカレ、必ず結果を出す。
今回も戸田には多くのOB・OGの方、ご父兄の方々が足を運んでくださいました。熱心な御声援は、選手たちの励みになりました。また、木原ゆうこさん、芦立のご両親、吉村の関係者の方、大嶋のご両親、山田のご両親から差し入れを頂きました。ありがとうございました。
6月9日(土)、10日(日)の二日間に渡って、第29回朝日茨戸レガッタが行われました。今年も北海道の各地からを中心に多数のクルーが参加し、その中で我が北大クルーも健闘を見せました。また、今年は過去に二度の世界選手権タイトルを取っているドイツのミュンヘンボートクラブから4人の選手の参加もあり、活気に溢れた大会となりました。北大では男子シングルスカルで大嶋(3)が、男子舵手無しペアで進士(3)・角力山(3)が、それぞれ優勝カップを手にしました。以下に各種目の決勝の結果を記載いたします。
M1× W1×
優勝 大嶋(北大) 5’08”01 優勝 室崎(網走市役所) 5’41”57
2位 柴田(北大) 5’10”57 2位 赤木(北大) 5’43”86
3位 ラヨシュ(北大) 5’11”25 3位 竹花(函館西高B) 5’46”83
M2× W2×
優勝 ミュンヘンBC 4’32”42 優勝 ダイカD1 5’13”80
2位 札幌RCA 4’36”38 2位 ダイカD2 5’20”81
3位 北大A(ラヨシュ、佐藤) 4’40”46 3位 北大A(赤木、瀬川) 5’23”13
M2− M4+
優勝 北大D(進士、角力山) 5’04”06 優勝 ミュンヘンBC 4’26”85
2位 北大C(巣河、澤口) 5’13”79 2位 北大B(三浦;大嶋、田中、澤口、巣河) 4’32”63
3位 ミュンヘンBC 5’20”73 3位 北大A(山根;小林、岸岡、芦立、島村) 4’39”80
4位 北大C(今山;進士、照井、四十物、角力山) 4’41”77
W4+×
優勝 高校選抜 5’06”39
2位 ダイカ 5’07”45
3位 北大(飛世;田中あや、北村、北野、宮長) 5’17”36
4位 函館西高 5’40”07
北大ボート部の選手たちは、毎朝練習後に「エッセン」を食べます。これはマネージャーが選手の栄養面を十分考慮に入れ、より練習を効果的なものにするために考えながら作っている、全国の他団体にも誇れる朝食です。最近、選手の方からエッセンの栄養価が具体的に知りたいという要望があり、マネージャーで改めてその日のメニューの栄養価を値にして出してみました。この値を見て、その日の昼食・夕食に何を摂るべきか考えられるとあって、選手の評判も上々です。そこで、今回は2年目マネージャーの佐々木に、ある日のエッセンの栄養価を基に、北大エッセンとスポーツマンに必要な栄養補給について書いてもらいました。
エッセンについて
私たちマネージャーが毎日どんなものを、どのように作っているか、ご存知ですか。選手の健康管理と、練習効率をより良くするために、さまざまな面から考えて出来上がっているのが、‘北大エッセン’なのです。
エッセンが出来上がるまでの流れとしては、
@メニュー立て:大体の人数を把握して肉は1人150g、豆腐や卵を2日に1回は使うようにする、和洋中が重ならないようにする、20品目以上摂る、等の事を考えます。
A肉・米の注文&買出し:1週間分の肉、十分な米、在庫をチェックしてから、冷蔵庫に納まる、大体3〜4日分ほどの食材の買出しに出かけます。一回の買出しでは、カゴいっぱいに食材を買い、約2〜3万円を使います。調味料なども常にストックがある状態にしています。
B調理:当日、実際に食べる人数を確認し、量を微調整しながら、エッセンを作ります。マネージャー約4人程で、60人あまりのエッセンを、2時間〜2時間半で盛り終えるところまで準備します。作り始めると毎日が時間との戦いです。
以下に、実際のエッセンの栄養価を出してみました。米は1合、男子食の例です。

今回は、日頃からストレッチの重要性を意識して練習に励んでいる2年目漕手の井上に、ストレッチについて寄稿してもらいました。
2年目 井上 俊宏
北大ボート部では現在はシーズン中のため、一週間の内、月〜土曜日の早朝に乗艇練習をしています。これに加え、週三回のウェイトトレーニング、そして水曜の夕方にはバスケ、またはフリスビーをするという練習形態です。僕の場合は月水土にウェイトトレーニングをしているため、水曜日は早朝に乗艇、夕方にウェイトを行った後バスケをする、ということになります。僕はこの水曜日の一日三回のトレーニングで、いつも次の日の木曜日には体の疲労がピークに達します。そしてある水曜の夜、あまりにも疲労感があったため、なんとかこの疲労を取り除こうと思い、寝る前に入念にストレッチをしたところ次の日の朝にはかなり疲れが取れていました。この時、そういえば最近ストレッチをおろそかにしていたためにこんなにも疲労をためていたのではないか、と思いました。その日から毎日、ストレッチを寝る前や練習前後にしたところ、やはり以前ほどの疲労の蓄積はありません。この経験から思ったことなのですが、疲労をためることは、練習へのモチベーションを下げたり、体のどこかを故障したり、という悪影響を生むのではないでしょうか。ストレッチを積極的に行うことでこういった影響を和らげることができるし、筋肉の柔軟性を上げることで艇上でのパフォーマンスも良くなる、と思います。このように考えるとまさにストレッチも練習の一部。他の部員の人達も、ストレッチを最近あまりしていないかな、と思ったらもっと積極的に、そして真剣にストレッチをしてみませんか。
| 全日本軽量級選手権大会・・・女子フォアは今年で最後となります | |
| 日程:6/29(金) 〜 7/1(日) | |
| 場所:戸田ボートコース 宿泊所:国立艇庫 | |
| 出漕種目:M8+,M4−,M2x,M2−,M1x,F4+,F2x | |
| 東北大学定期戦 | |
| 日程:7/14(土) | |
| 場所:貞山掘 | |
| 出漕種目:M8+,M4+,M2−,F1x,新人種目,OB種目 | |
| 小樽商科大学定期戦 | |
| 日程:8/4(土) | |
| 場所:茨戸 | |
| 出漕種目:M8+,M4+,新人種目 | |
| 東京医科歯科 | 2’07”45 | 4’18”22 | 6’28”68 | 8’36”24 | 4 |
| 北大 | 1’56”30 | 3’57”24 | 5’59”07 | 8’00”98 | 1 |
| 明治大 | 2’00”36 | 4’06”75 | 6’15”23 | 8’23”12 | 2 |
| 共立女 | 2’04”56 | 4’14”91 | 6’25”90 | 8’33”34 | 3 |
| 大阪大 | 1’38”11 | 3’19”77 | 5’02”99 | 6’42”67 | 3 |
| 日本大 | 1’30”36 | 3’03”04 | 4’37”69 | 6’08”81 | 1 |
| 北大 | 1’32”95 | 3’07”39 | 4’47”95 | 6’24”06 | 2 |
| 小泉(龍谷大) | 1’52”84 | 3’55”71 | 5’54”94 | 7’52”14 | 2 |
| 佐藤 (柏漕会) | 1’49”39 | 3’47”97 | 5’48”77 | 7’46”67 | 1 |
| 岡本(早稲大) | 1’53”09 | 3’56”84 | 5’58”40 | 7’53”24 | 3 |
| 柴田 (北大) | 1’54”18 | 3’57”70 | 6’00”43 | 8’04”11 | 4 |
| 前田 (一橋大) | 2’05”42 | 4’16”85 | 6’29”66 | 8’40”87 | 3 |
| 門馬 (江戸川) | 1’58”14 | 4’01”53 | 6’05”54 | 8’11”33 | 1 |
| 瀬川 (北大) | 1’59”22 | 4’05”76 | 6’15”41 | 8’25”64 | 2 |
| 愛徳 (千葉大) | 2’14”86 | 4’34”26 | 6’57”41 | 9’21”87 | 4 |
| 日体大 | 1’49”54 | 3’43”55 | 5’42”40 | 7’36”19 | 2 |
| NTT | 1’44”10 | 3’34”08 | 5’30”10 | 7’22”44 | 1 |
| 北大 | 1’52”54 | 3’51”10 | 5’54”14 | 7’46”78 | 3 |
| 東経大 | 1’59”96 | 4’02”21 | 6’07”83 | 8’03”88 | 4 |
| 法政大 | 2’00”15 | 4’05”37 | 6’13”23 | 8’21”93 | 5 |
| 東経大 | 1’54”10 | 3’54”01 | 5’56”94 | 8’01”07 | 3 |
| 中電 | 1’50”62 | 3’45”45 | 5’41”83 | 7’41”10 | 1 |
| 鹿体大 | 1’52”95 | 3’48”91 | 5’47”44 | 7’49”52 | 2 |
| 北大 | 1’56”49 | 3’59”31 | 6’05”74 | 8’09”17 | 4 |