サブタイトル
上昇気流
第1号 2001.6.15 発行
〒061-3362 石狩市生振367 北海道大学漕艇部
Tel:0133-64-3044
全日本女子ペア優勝

 去る5月31日〜6月3日、埼玉県戸田ボートコースにて、全日本選手権が行われました。全日本は、社会人団体も多く出場するレベルの高い大会で、インカレを数ヶ月後に控えての重要な大会のひとつでもあります。そんな中、昨年のインカレ3位のW4+のメンバー、4年目赤木と3年目林の女子ペアが、優勝という快挙を成し遂げました。このニュースは北海道新聞でも大きく取り上げられ、北海道のボート界に新たな熱気をもたらしました。
 出漕クルーと各成績を以下に掲載いたします。(タイムは一番最後のページに載っています。)
◆W2−
赤木(4) 林(3) ・・・優勝
◆M2×
ラヨシュ(1) 佐藤(2) ・・・準決敗退
◆W2×
吉村(2) 馬渡(4)・・・敗復敗退
◆M1×
柴田(2)・・・準決敗退
◆W1×
瀬川(3)・・・敗復敗退
◆M8+
三浦(COX・3) 大嶋(3) 田中(3) 芦立(4) 岸岡(4) 澤口(3) 巣河(4) 小林(4) 島村(4)・・・ 敗復敗退

注)予選では、整調小林6番大嶋2番芦立でした。
また、今大会について、杉藤ヘッドコーチに講評を頂きました。
杉藤ヘッドコーチ全日本選手権総括
 今年の全日本選手権は、北大ヘッドコーチ就任後初めてクルーを外の視点から見ました。というのも、今年から私の役割はパートタイムコーチング+コンサルタントに移行し、この全日本選手権は基本的に漕艇部(コーチ・スタッフ含めて)の責任において出漕およびマネジメントを行う、となっていたからです。私はと言うと、今後強化に当たることで合意した某実業団チームの現状把握と、ジュニア日本代表コーチとしてのジュニア派遣選考会のマネジメントの仕事に忙しくて、どのみち北大クルーを見ることは不可能だろうと踏んでいたのですが、やはりどうしても3シーズン心血を注いできたクルーの動向が気になって、「契約外だから」と捨て置くことなどできず、参加6クルーのレースと練習をほぼ全て見ることになりました。あげくのはてに体調の悪い選手の代漕までしてしまいました。この総括を書くことを学生マネージャーに依頼されたときもやや二の足を踏みましたが、レースを見たうえでの総括を書き記すことは僭越ではありながら無意味ではなかろうと思い、キーボードをたたくことにしました。レースの展開などは実際にそれをやった選手に譲るとして、私の感じたことを書こうと思います。
 レース、練習、見たうえで感じるのは、北大にはいろんな知識やハードが充実してきたなあ、なかなか艇も走るようになってきたなあ、ということと、ハートの奥深く、スピリットの面でもっと向上する必要があるなあ、ということでした。私がフルタイムで指導している間、チームを一人前にしようと躍起になる過程で、意識改革には相当なエネルギーを費やしたように自分では思っていました。しかし、すぐに結果の出るハード面はじめとする環境整備のほうの急速な前進に、ハートの方の進歩がついてきていないように感じてしまう現実を目の当たりにし、反省することしきりです。
 具体的に、いくつか列挙してみます。
 まず漕ぎ方について、いまだ洗練されていく過程ではありますが、どの選手も基本に忠実に漕げるようになってきました。ひどく変な動きをする選手はいなくなってきた、と言い換えた方がよいでしょうか。艇の進む原理、体の動かし方について、理解は出来ているようです。もっと速くなりたい、という熱情さえあれば、きっと速くなるでしょう。いままでの北大と比べてどうか、というレベルから早く思考が脱却してほしいと感じます。
 勝つための練習を、いまだできていないと感じました。勝つ、と言うことへの意味付けをまずははっきりさせて、勝つことへ全力を傾けることを決心して、迷いなく前進してほしいと思います。勝つ、とは、新しい自分をイメージする想像力と、過去の自分に訣別する勇気との発現だと思います。相手を負かすと言う意味での勝利は、本当の勝利のあとに付随してくるものなのです。北大漕艇部が、選手もスタッフも気持ちをひとつに、勝つことを追い求めてほしいと感じます。エイトの各レースと並漕練習から最も強くそれを感じました。もちろんレースだけからそう思ったわけではありません。これまでの指導を通して感じていたものと合体してそう感じたのです。勝つ自分のイメージを持った練習をしてください。それがあれば、少々リードを奪われたくらいで慌てふためいたりしないし、少々リードしたくらいで緩めたりしないものです。レースでは普段どおりできない、と言うことを指して、「力を発揮できなかった」と表現する場合があります。それは真っ赤なうそです。レースで出る力が実力です。そのための準備としての練習を怠ったクルーの、当然の帰着なのです。
 今後何をすればいいかは明らかだと思います。それがわかったなら、全日本選手権出漕自体が、勝利へのステップとして選手諸君に記憶されるのです。それがわかっていない、あるいはわかっていても実行しないのなら、全日本選手権は負け犬製造のためのプロセスとなって記憶から消されていくことでしょう。
 女子ペアの優勝は喜ばしいことでした。残念なのは出漕団体の棄権が相次ぎ、学生クルーだけになってしまったことです。今回の優勝クルーなら、5月の東アジア大会日本代表となったデンソーが出てきていても、きっといい勝負が出来たことでしょう。タイムだけを見ると、充分勝てるレベルと感じますが、はたしてデンソーが横にいたなら、そのプレッシャーのなかで、同じパフォーマンスが出せたのか、少々不安ではありますが、それでも2名の全日本チャンピオンが北大から出たのは事実です。ペアという難しい種目に敢然と立ち向かったからこそ得た価値ある勝利です。各大学のコーチらから、あの2人はインカレはどうするのか、としきりに聞かれました。どうやらダブルまたはフォアを組んで出てくることをずいぶん警戒されているようです。ダブルに種目を変えて、より厳しい環境に身を置くことで自らを高めるのか、ペアで追われる立場の中で質の高い練習をこなすと言う困難な課題に立ち向かうのか、あるいは昨年取れなかったフォアの雪辱を果たすべく新たな挑戦をするのか、いずれにせよ最も自分を高められる選択をしてほしいと願っています。女子は総合優勝を視界に捕らえ始めたと言っても過言ではないでしょう。今年ももちろん射程圏ですが数年以内に充分可能です。
 全体的に男子クルーは女子に比べてどうなっとるんだという歯軋りをする向きが多くあったようです。ですが、出漕3クルーそれぞれに可能性を見せるレースができたうえに、みな課題を持ち帰り、今後に期待が持てると感じています。勝つことの意味付けを心に刻んで、どうしても勝者でありたいと、チーム全体が願ったとき、北大漕艇部のブレイクスルーは訪れるでしょう。そのときまで、粘り強く北大の歩みを見守ろうと思います。

  レース報告
W2−  4年目  赤木 雅美
 今回の全日本選手権では最初F2−は8crewエントリーされており、社会人もいる中で自分達がどこまで戦えるのかを楽しみにしていましたが4crewが棄権し、大学生4crewだけの一発決勝となってしまいました。そうとわかった時、正直言ってがっかりしてしまいレース前の緊張感をなくしかけました。しかしいろんな方達のサポートのおかげで自分達がこのレースに出られるのだと思うと、ベストを尽くしてがんばらなければならないと思い直すことができました。とにかくインカレ優勝をねらっているのだからここで絶対に優勝しよう、そしてタイムをねらって最高の2000mをひいてこようと決意しました。
 戸田に入って初日はひどく蛇行してレース除外の危険性を感じましたが、山田・谷敷・山本・友利の熱いコーチングとサポートのおかげでどんどん調子が上がっていき、集中力も高まって、“これならいける”と自分達で納得のいくようなストロークができるようになってきました。
 レース当日は練習での自信からか非常にリラックスしており、アップの時からいいストロークができました。とにかくリズム良く、大きく、真っ直ぐに進むことを念頭に入れて、レースプランは単純に“500mごとに足けり5本”でその度にリズムを立て直そう、というものでした。スタートは一番出遅れたけれど自分達自身の漕ぎは成功していたのであまり焦ることもなくリズムをつくっていき、500mでトップに出ました。それからは相手を見て漕げる精神的な余裕からか落ち着いて漕げ、岸から聞こえる杉藤さんの「8分切れるぞー!!」の声に“よーっし、ねらっていくぞー!”と思っていました。残り300m辺りでラストスパートに入り、スピードがmaxに達して残すところあと150mくらいの所で突然Sがスカり、Bがザバーッと腹切りしました。すぐに立て直してゴールしましたがタイムは8’00”98で8分を切ることができませんでした。ラストだ!と思うと肩に力が入ってしまったのでしょう。“ここでこういう失敗をしてしまうのが今の私達なのだなあ、これがインカレの決勝ではなくてよかった、また気合いを入れて出直してこよう”ゴール直後そんなことを思いました。
 二人にとって今大会はインカレのためのいいステップになりました。決勝レースで2000mを真っ直ぐに漕ぎ切ったこと、コンスタントでいいリズムがつくれたこと、ラストで腹切りしたこと、普段の練習でもっと集中しなければならないこと、などです。茨戸ではT.T(タイムトライアル)でインカレ優勝タイムの達成率を100%近く出して、自信を持ってからレースに臨みたいです。他の種目を見ていて、勝者は圧倒的な力を持っていました。中の上くらいの実力では組み合わせが悪ければ準決落ちです。全国の強豪のレースを見ながら、私ももっともっと強くなりたいと切実に思い、やる気をさらにパワーアップさせてきた全日本でした。応援していただいたみなさん、どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくおねがいします。
 
M2×  2年目  佐藤 康行
 今回の全日本選手権、ハンガリーからの留学生KOVAS LAJOS(ラヨシュ)とコンビを組んでダブルスカルに出場した。ダブルを組んだのは、レースの3週間程前。また、レースレートでトレーニングを始めたのはレースの前週。しかしこの短い間でも2人のダブルはなかなかのスピードを出し、上位までいけるという手応えを感じた。全日本出発前、「目標は最終日進出。決勝を狙っていく。」と全体ミーティングの場で言った程だった。
 予選は中部電力、東京医科歯科、日本医科、北大、自分達の力を出せれば1位で通過できると思った。いざレース。スタート直後に艇が大きく曲がってしまった。必死に方向を直そうとしたその時、1番恐れていた事が起きてしまった。その瞬間、私は「手の中にオールがないよぉー。オールが消えちゃったよぉー。」と叫びたいほどであった。なんと、オールを放してしまったのだ。ここで、医科歯科、中電に先行され、追いかける形となった。しかしSR31と低いところで落ち着いてしまい、なかなか差を詰めることができない。しかも前半の飛ばし過ぎとブイにオールをぶつけ艇を止めてしまいむしろ離されていた。ラストクォーター、2艇に詰めより中電は交わしたものの、医科歯科にはとどかなかった。医科歯科とは5秒弱。予選タイム9位という結果だった。
 敗者復活戦は、予選の反省からペース配分とステアリングを課題とした。また2杯上がりということもあり、楽に上がれることが予想されたが、悪かった予選の流れを断ち切りたかったこと、組んで日の浅いクルーのためレース毎に進歩していこうということから全力でレースに臨むことにした。ペース配分という点で、スタートスパートの本数を減らすことにしてみた。スタート。北大よりスパートが長かった東海大に先行されたが、予選よりもリズムがよいコンスタントで入ることができ追い抜くことができると思った。しかし艇差は縮まらない。ラストで差を縮めたがコンマ差でとどかず2位でゴール。負けたとはいえ予選よりはるかにいいレースができた。
 準決勝は日体大、昨年のチャンピオンNTT東日本東京、北大、東京経済大。日体大とNTTに付いて行くことが最終日に残る最低条件となる。前日までの2レースより苦しいレースとなると思った。スタート。日体大の前に出ることができた。そして微かではあるがNTTに対しても前へ出ることができた(…と思った。)。しかし、コンスタントのスピードが違った。どんどん離されていった。それでも得意のラストを信じて追いかけた。ラスト、前の2艇は流したのかもしれないが、ラストクォーターのラップは日体大を2秒上回り、NTTとほぼ同タイムだった。
 全日本が終わった。私が感じたのは実力不足と全国は道内と違って甘くないということだった。北大が本州のクルーと比べて全日本までの乗艇期間が短く、準備不足とはいえ正直ショックだった。茨戸に帰ってきて、萬コーチとラヨシュと今後の課題について改めて話をした。スタートとトップスピードは負けていない、そしてラストスパートもいいものを持っている。後はいかに第3クォーターのタイム落ちをなくすか、いかに強いコンスタントをひけるかといった体力的なことが大きい。また技術的な改善も必要だと思う。そして何よりラヨシュとのコミュニケーションを大切にしたい。私も分かろうと必死だが、ラヨシュが自分の考えをうまく伝えることができず、いらつくケースがいままでにあった。そんな中で今日、ラヨシュは「インカレに向け、ウェイトトレーニングを一緒にしよう。そして、メダルを獲ろう。」と言ってくれた。口数が少ないラヨシュなだけに、私はすごく嬉しかった。
 私自身、負けたレースから今までにこれほど考えたことはなかったと思う。負けたレースを夏にいかしたい。勝利の影に幾つもの負けレースがあるのではと感じはじめた。そしてこれから練習がしたくなくなる程さらに暑くなる本州に比べ、涼しい北海道で練習できる北大クルーは有利である。これからが本番だ。がんばろう北大クルー!!                
 
M8+  4年目  芦立 嘉智
 まず全日本の3〜4週間前にエイトのメンバーの半分が故障をしてしまい、エイトでの練習ができなかった。その時期を経て、皆の漕ぎのイメージが変わってしまった。ハンドルばかり動かそうとして、体(特に体幹)が動いていない。
 そんな状況で臨んだ全日本だったが、予選はレートが低く、リズムも悪い。惨敗で敗復へまわる。敗復は、シート順、リギングを大きく変え、背水の陣で臨む。敵は日大。1000mまではついていくものの、ラスト1000mでは水をあけられ、約15秒差をつけられてゴール。
 反省として、もっとパフォーマンスを安定させねばならない。全日本前は、乗艇の度にエイトのできが違っていた。目指すべき、漕ぎのイメージがまだ確立されていないせいであろう。また精神的な問題は、パフォーマンスの出来に対し一喜一憂し過ぎていることだ。パフォーマンスが悪いときにはクサり、良いときにははしゃぐ。技術的にも精神的にも、もっと安定する必要性を強く感じた。
 現在は、来札した杉藤コーチのもとでエイトの修正をしている。1000mまでとはいえ日大についていったという自信のもと、「自分達はもっとできる」と信じて強いエイトづくりに励んでいる。全日本の頃と全く違う艇速で漕げるようになったが、そこに満足している者は誰もいない。今の自分達には向上心以外、何も無い。東北戦、インカレ、必ず結果を出す。
 今回も戸田には多くのOB・OGの方、ご父兄の方々が足を運んでくださいました。熱心な御声援は、選手たちの励みになりました。また、木原ゆうこさん、芦立のご両親、吉村の関係者の方、大嶋のご両親、山田のご両親から差し入れを頂きました。ありがとうございました。
 

  茨レガ 開催される
 6月9日(土)、10日(日)の二日間に渡って、第29回朝日茨戸レガッタが行われました。今年も北海道の各地からを中心に多数のクルーが参加し、その中で我が北大クルーも健闘を見せました。また、今年は過去に二度の世界選手権タイトルを取っているドイツのミュンヘンボートクラブから4人の選手の参加もあり、活気に溢れた大会となりました。北大では男子シングルスカルで大嶋(3)が、男子舵手無しペアで進士(3)・角力山(3)が、それぞれ優勝カップを手にしました。以下に各種目の決勝の結果を記載いたします。

M1×                   W1×
  優勝 大嶋(北大)    5’08”01      優勝 室崎(網走市役所) 5’41”57
  2位 柴田(北大)    5’10”57      2位 赤木(北大)     5’43”86
  3位 ラヨシュ(北大)  5’11”25      3位 竹花(函館西高B)  5’46”83

M2×                                     W2×
  優勝 ミュンヘンBC     4’32”42    優勝 ダイカD1     5’13”80
  2位 札幌RCA       4’36”38   2位 ダイカD2        5’20”81
  3位 北大A(ラヨシュ、佐藤) 4’40”46   3位 北大A(赤木、瀬川) 5’23”13

M2−                   M4+
   優勝 北大D(進士、角力山)  5’04”06    優勝 ミュンヘンBC   4’26”85
  2位 北大C(巣河、澤口)     5’13”79    2位 北大B(三浦;大嶋、田中、澤口、巣河)   4’32”63
  3位 ミュンヘンBC     5’20”73    3位 北大A(山根;小林、岸岡、芦立、島村)     4’39”80
                                               4位 北大C(今山;進士、照井、四十物、角力山) 4’41”77
W4+×
    優勝 高校選抜        5’06”39
  2位 ダイカ                  5’07”45
  3位 北大(飛世;田中あや、北村、北野、宮長)   5’17”36
  4位 函館西高                5’40”07

 

マネージャーから 北大ボート部の選手たちは、毎朝練習後に「エッセン」を食べます。これはマネージャーが選手の栄養面を十分考慮に入れ、より練習を効果的なものにするために考えながら作っている、全国の他団体にも誇れる朝食です。最近、選手の方からエッセンの栄養価が具体的に知りたいという要望があり、マネージャーで改めてその日のメニューの栄養価を値にして出してみました。この値を見て、その日の昼食・夕食に何を摂るべきか考えられるとあって、選手の評判も上々です。そこで、今回は2年目マネージャーの佐々木に、ある日のエッセンの栄養価を基に、北大エッセンとスポーツマンに必要な栄養補給について書いてもらいました。

 エッセンについて
 私たちマネージャーが毎日どんなものを、どのように作っているか、ご存知ですか。選手の健康管理と、練習効率をより良くするために、さまざまな面から考えて出来上がっているのが、‘北大エッセン’なのです。
 エッセンが出来上がるまでの流れとしては、

@メニュー立て:大体の人数を把握して肉は1人150g、豆腐や卵を2日に1回は使うようにする、和洋中が重ならないようにする、20品目以上摂る、等の事を考えます。

A肉・米の注文&買出し:1週間分の肉、十分な米、在庫をチェックしてから、冷蔵庫に納まる、大体3〜4日分ほどの食材の買出しに出かけます。一回の買出しでは、カゴいっぱいに食材を買い、約2〜3万円を使います。調味料なども常にストックがある状態にしています。

B調理:当日、実際に食べる人数を確認し、量を微調整しながら、エッセンを作ります。マネージャー約4人程で、60人あまりのエッセンを、2時間〜2時間半で盛り終えるところまで準備します。作り始めると毎日が時間との戦いです。
以下に、実際のエッセンの栄養価を出してみました。米は1合、男子食の例です。

エッセンの栄養価

 次に、スポーツマン(20歳 62kg)の1日で摂取するべき栄養目標値の1/3と、ある週のエッセンの栄養価平均を示します。
エッセンの週間栄養価平均

比べてみると、一目瞭然です。選手のほとんどは牛乳を飲んでいるので、まさに理想通りの食事になっています。

スポーツマンに必要な栄養補給
 運動後というのは体が大変活発に活動しています。代謝が良く、体自身が水分やミネラルなどをほしがっている
 状態にあるのです。運動後、どれだけ早く栄養のあるものを口にできるかで、その運動の効率・意味が成されるのです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当です。
 運動後、何も体に補給しないでいると、体が「こんなに活動すると危険だ」と危機感を覚え、運動をセーブしようと働きます。逆に、運動後に十分な補給があると、「まだまだ動ける」と認識し、繰り返すごとに運動能力が向上していくのです。このように、食事というものは、人間の無意識の活動を左右しています。
 私たちマネージャーは、選手1人1人の練習効率が上がるように、そして、より良い成果を残せるようにと、日々の食事=エッセンに気を配っているつもりです。もちろん既成のものに依存するだけではなく、さらなる向上を求めて改善策も試みているところです。エッセンを食べ、どんどん強く、パワーアップしていって欲しいと考えています。
 

  選手のすがた
 今回は、日頃からストレッチの重要性を意識して練習に励んでいる2年目漕手の井上に、ストレッチについて寄稿してもらいました。

2年目  井上 俊宏
 北大ボート部では現在はシーズン中のため、一週間の内、月〜土曜日の早朝に乗艇練習をしています。これに加え、週三回のウェイトトレーニング、そして水曜の夕方にはバスケ、またはフリスビーをするという練習形態です。僕の場合は月水土にウェイトトレーニングをしているため、水曜日は早朝に乗艇、夕方にウェイトを行った後バスケをする、ということになります。僕はこの水曜日の一日三回のトレーニングで、いつも次の日の木曜日には体の疲労がピークに達します。そしてある水曜の夜、あまりにも疲労感があったため、なんとかこの疲労を取り除こうと思い、寝る前に入念にストレッチをしたところ次の日の朝にはかなり疲れが取れていました。この時、そういえば最近ストレッチをおろそかにしていたためにこんなにも疲労をためていたのではないか、と思いました。その日から毎日、ストレッチを寝る前や練習前後にしたところ、やはり以前ほどの疲労の蓄積はありません。この経験から思ったことなのですが、疲労をためることは、練習へのモチベーションを下げたり、体のどこかを故障したり、という悪影響を生むのではないでしょうか。ストレッチを積極的に行うことでこういった影響を和らげることができるし、筋肉の柔軟性を上げることで艇上でのパフォーマンスも良くなる、と思います。このように考えるとまさにストレッチも練習の一部。他の部員の人達も、ストレッチを最近あまりしていないかな、と思ったらもっと積極的に、そして真剣にストレッチをしてみませんか。

 


                           
 
今後の大会のお知らせ
全日本軽量級選手権大会・・・女子フォアは今年で最後となります
 日程:6/29(金) 〜 7/1(日)
場所:戸田ボートコース  宿泊所:国立艇庫
出漕種目:M8+,M4−,M2x,M2−,M1x,F4+,F2x
東北大学定期戦
 日程:7/14(土)
場所:貞山掘
出漕種目:M8+,M4+,M2−,F1x,新人種目,OB種目
小樽商科大学定期戦
 日程:8/4(土)
場所:茨戸
出漕種目:M8+,M4+,新人種目
近くにお住まいのOB・OGの皆様、是非会場にお越しください。応援よろしくお願いいたします。
 

 

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-編 集 後 記-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 リニューアルした北大ボート部通信、『〜北大ボート部ニュース〜上昇気流』第1号が完成いたしました。このタイトルは現役部員に公募して決めたもので、“全員一丸となり上昇気流に乗って行こう”という前向きな思いが込められています。ニュースレターの終了をきっかけに、更なる内容の充実を目指して皆様に我々の今を伝えようと一新したこの通信。今後は各レース等に合わせて年間8回の発行を予定しております。内容は毎回北大ボート部のメーリングリストにも載せます。そこで、今回発送したOBの方と現役部員のご両親の中で、メーリングリストで、また個人のEメールでの受読が可能な方がいらっしゃいましたら、お手数ですがこちらまでアドレスをお知らせ下さい。宛先は記載されてあります北大漕艇部の住所に「ニュース担当千葉明香」を付け加えてお願いいたします。今後もどうぞご愛読下さい。
(編集:千葉 e-mail:e990032@ec.hokudai.ac.jp

<全日本選手権>
W2− 決勝
東京医科歯科2’07”454’18”226’28”688’36”244
北大1’56”303’57”245’59”078’00”981
明治大2’00”364’06”756’15”238’23”122
共立女2’04”564’14”916’25”908’33”343

M8+ 敗復C
大阪大1’38”113’19”775’02”996’42”673
日本大1’30”363’03”044’37”696’08”811
北大1’32”953’07”394’47”956’24”062

M1× 準決B
小泉(龍谷大)1’52”843’55”715’54”947’52”142
佐藤 (柏漕会)1’49”393’47”975’48”777’46”671
岡本(早稲大)1’53”093’56”845’58”407’53”243
柴田 (北大)1’54”183’57”706’00”438’04”114

W1× 敗復G
前田 (一橋大)2’05”424’16”856’29”668’40”873
門馬 (江戸川)1’58”144’01”536’05”548’11”331
瀬川 (北大)1’59”224’05”766’15”418’25”642
愛徳 (千葉大)2’14”864’34”266’57”419’21”874

M2× 準決C
日体大1’49”543’43”555’42”407’36”192
NTT1’44”103’34”085’30”107’22”441
北大1’52”543’51”105’54”147’46”783
東経大1’59”964’02”216’07”838’03”884

W2× 敗復B
法政大2’00”154’05”376’13”238’21”935
東経大1’54”103’54”015’56”948’01”073
中電1’50”623’45”455’41”837’41”101
鹿体大1’52”953’48”915’47”447’49”522
北大1’56”493’59”316’05”748’09”174